地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

台湾で震度6の地震が発生、M6クラス相次ぐ。収まらない熊本地震との関連は?

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熊本地震発生から間もなく1か月。未だ収まる様子がありません。震源は南西方面、そして西の海上に拡散しているように見えます。

近隣への連鎖を心配していましたが、台湾で震度6を観測する地震が発生しました。

気象庁発表によると、12日12時17分頃、地震がありました。震源地は台湾付近で、
震源の深さは約10km、M6.4と推定されます。その後、M6.3の地震も発生。沖縄県与那国町役場などでも震度3を観測しました。

 

はたして、熊本地震と関連はあるのでしょうか。

位置的に見て、熊本の地震が直接のトリガーになったとは考えにくいかもしれません。しかし、全く無関係とも言えません。

震源の台湾付近は、フィリピン海プレートの沈み込みが活発なことがHi-netでも確認できます。これが地震を起こす原因となったと思われます。

一方、熊本地震は九州南部が西に動き、右横ずれ断層の地震を起こしました。更に、西日本全体が西方向に地殻変動を起こしています。その主な原因も九州東沖でのフィリピン海プレートの沈み込みです。

西日本を西に動かしたパワーと、台湾に地震を起こしたパワーは同じなのです。

活断層地震と、プレート境界の地震。性質は異なりますが、原因は一つです。フィリピン海プレートは元来、暴れん坊です。大地震を度々起こしてきました。スマトラ沖や台湾で大地震を起こしながら、沈み込む日本列島付近で沈黙しているのは、不気味でしかありません。

いわばラスボスが目を覚ましたのです。覚悟しなければなりません。日本の宿命なのです。それは、必ずやってきます。今、備える時なのです。

四国の西部は、地震が少ないように見えます。大きな地震の前には、地震が減る事があります。大変心配な事態です。