熊本地震の震源がいよいよ海を渡る。中央構造線を東へ、伊方原発は大丈夫か?
いよいよ震源が海を渡り、四国へと移ろうとしています。熊本-大分の延長、中央構造線を四国にたどると、すぐに伊方原発があります。稼働してはいませんが、燃料プールにはまだ燃料があります。また、再稼働に向けて最終段階を迎えています。
中央構造線が動くということがいかに恐ろしいことか。本当の恐怖はこれからです。
世界第一級の活断層が動くとはどういうことか。恐らく長い時間をかけて、西日本を貫くように、破壊を繰り返しながら動いていくでしょう。そして日本列島にはこれから大きな地震が何度も襲うでしょう。そして、必ず火山の噴火もあります。
熊本は首都圏から遠いが故に、激甚災害にも関わらず、他人事と思っている人も多いかもしれません。しかし、その影響は日本列島全てに及びます。
そんな危険な事態が進行しているのに、危険性が報じられないのは何故でしょうか。
中央構造線は日本列島の西日本から関東まで、南北に分断する大断層です。大陸のプレートに、別のプレートに乗っていた島が衝突して、今の日本列島の元となりました。そのラインが中央構造線です。そのため、構造線の南北では岩盤の質が違います。フィリピン海プレートの沈み込みの影響などで、南側は西に動きます。一方、北側の陸のプレート、アムールプレートは東へ動いています。つまり、いつか中央構造線は動く宿命を持っています。しかし、今生存している人類には初の出来事です。