熊本地震発生から半年、今後と周囲への影響は?
心配していた阿蘇山では、爆発的噴火が起き、熊本を中心とした揺れも、いまだに収まる気配がありません。
下の図は、ここ一ヶ月の地震の発生状況です。
今回動いた断層沿いに地震が発生している他、島原湾や八代海沿いに震源が広がっています。
また、断層のラインの延長線上の九州の西の海域でも、浅い地震が多発しています。
少なからず、熊本地震の影響を受けたと考えられます。
熊本地震で、九州の北部は、北東にズレ動きました。その力がトリガーになった可能性があります。
日向灘や伊予灘を見ると、九州の東側でフィリピン海プレートが沈み込んいるのが、はっきりと判ると思います。
この動きが、熊本地震を発振する力でもあるので、ここが動いていると、熊本地震は収まりません。
日向灘や伊予灘の地震は、今後は更に増え、沈み込みが加速すると考えられます。
フィリピン海プレートは、日本付近で沈み込むのが宿命なので、大規模や南海トラフ地震が起きるまで、この動きは止まりません。
その圧力で、更なる内陸型地震や、阿蘇山の噴火が続く恐れも高いのです。
また、鳥取など中国地方の日本海側でも、地震が多発し始めています。
元々、九州を南北に引き裂くような地殻変動は、長い歴史に中で、何度も繰り返されてきました。
今は、その地殻変動のサイクルにあたってしまったのです。
今、生きている人類には、経験したことの無い、大きな地殻変動です。
阪神大震災も東日本大震災も、千年に一度クラスの、大変動でした。
今がかなり特異な時期であると、認識する事が大切です。
そうした思い込みは通用しません。プレートが動き続けているのです。
実は、東北の太平洋沖の地震も、いまだに収まっていません。
この異常事態が、何の予兆なのか。
今後も、内陸型地震と噴火には、注意が必要です。
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