地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

【要警戒】千葉県南東沖でM6.5など地震多発は予兆? 考えられる3つの可能性

昨日に千葉県南東沖でM6.5の地震が発生し、周辺でも多数の地震が発生しています。

この場所は、相模トラフで、過去300年以上、巨大地震が発生していない空白域です。

歪が溜まっているのが確認されていて、M8クラスに地震が発生する可能性がある場所です。

 

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 地上の震度はM6.5にも関わらす、震度1でした。

これは、震源地が相模トラフ、小笠原海溝日本海溝の合流する三重会合点に近かった為、揺れが分散されたからと考えられます。

 

気象庁の速報にも載らないので、今、関東の沖の海上で進む異変を知っているには、ごく僅かな人たちでしょう。

しかし、大変な異変が起きているのです。

 

東日本大震災の半年前、データに異変を察知し、『震度7を生き抜くー大震災から命を守るために』を執筆しました。出版したのは東日本大震災の2か月前でした。

しかし、広報力が足りず、殆どの人の防災の助けにはなりませんでした。

 

震度7を生き抜く―大震災から命を守るために

震度7を生き抜く―大震災から命を守るために

 

 

 東日本大震災以降、次なる地震の予兆を掴むため、毎日データ収集を続けてきました。今回の異変は最大級と言っても過言ではありません。

関東などには、最近気になる変化が出始めていましたが、今回の地震は、次なる大地震の予兆だと考えています。

 

今後、起きるであろう可能性は3つです。

 

1. 相模トラフで大地震

 

今回、異変の出た相模トラフでのプレート境界型の大地震です。

相模トラフと一言で言っても、いろいろな地震が考えられます。

 

まず、房総沖でのM8クラスの地震です。

これは揺れに加え、海上の地震なので、津波の被害が大きくなります。

 

大正の関東大震災も、相模トラフの西側の領域で起きた地震です。

このタイプの地震は、神奈川から東京、千葉など、プレート境界が内陸の直下にあ

る為、揺れの被害が大きく、被害範囲も広くなります。

 

相模トラフが極地的に動くと、小田原地震・首都圏直下型地震などM7クラスの地震を発生させることもあります。

 

ちなみに忘れているかも知れませんか、首都圏直下型地震の発生確率は、30年以内に70%です。

 

2. 小笠原海溝での大地震

 

小笠原海溝は、日本海溝の南の延長線上にあり、相模トラフとも三重会合点で合流しています。

 

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日本海溝が東日本太平洋地震でM9クラスを起こし、大きく動きました。

その延長の小笠原海溝でも歪が溜まっている場所があり、巨大地震が発生してもおかしくはありません。

過去には、小笠原の沖で過去最大級の深発地震が発生し、東京でも震度5を観測しました。

震源の浅い地震だと、津波の危険性もあります。

 

3. 南海トラフで大地震

 

東海地震など、南海トラフ地震に繋がる可能性があります。

相模トラフはフィリピン海プレートが陸の北米プレートの沈み込む場所です。

フィリピン海プレートは、スマトラ沖や台湾で大地震を起こし、活発な筈ですが、なぜか、日本付近では、上手く沈み込めず、歪を貯め続けているのです。

今回地震の起きた千葉県南東沖は300年以上動かず、プレート同士が固着していると考えられます。

東海地方には、もう一つ、フィリピン海プレートが陸のプレートと固着した場所があり、この2つの固着域によって、南海トラフ地震の発生を防いでいたと考えられます。

しかし、今回の地震によって、千葉県南東沖の固着が緩むと、東海の固着域に圧力がかかる可能性があります。

東海の固着域が外れると、東海地震が発生します。

また、東南海・南海に連動し、南海トラフ地震が発生する恐れもあるのです。

昨日も、静岡県中部で地震が発生しましたが、最近増えていますし、地殻変動にも乱れが見えます。

東海地震震源域周辺で地震が増えてきた時は、厳重に警戒して下さい。

 

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