千葉県東方沖で地震続く。千葉沖でも地震多発で危険な兆候が
ここ数日、茨城や千葉で有感地震が続きましたが、今日の千葉県東方沖、九十九里浜の南部で、地震が続いているようです。
また、八丈島の南方沖でもやや大き目の地震が起きています。千葉沖、関東の南方沖の地震も、このところ活発ですね。
1週間のHi-net を見ると、気になるラインが浮かびあがっています。
東日本の太平洋沖の少し離れた場所に南北に延びる震源のラインが見えますが、これは日本海溝のラインです。
陸の北米プレートの下の、太平洋プレートが沈み込むのが日本海溝です。
深さは、深い所では8000メートルを超え、エベレストの高さに匹敵します。
三陸沖地震、東北沖地震、房総沖地震など海溝型地震を発生させ、千年に1度程度は巨大地震を引き起こします。
これが東日本大震災です。この時は、日本海溝に沿って南北約500km、東西約200kmの広範囲にわたり断層の破壊が住みました。
しかし、南下したその破壊は、銚子沖で奇跡的に止まったのです。
銚子沖には、フィリピン海プレートの突き出ていますので、それにぶつかって破壊が止まったのです。
もし、この破壊が止まらなかったら、関東はもっと大きな揺れに襲われたでしょう。
その破壊が進まなかった房総沖では、いつか破壊が進むとして、巨大地震の発生が懸念されています。
そして今、その兆候が見え始めたのです。
房総沖で、日本海溝の延長に震源のラインが並んでいるのが判りますか。
この場所には北米プレートはありませんので、フィリピン海プレートの下に太平洋プレートが沈み込んでいます。
これから、いよいよ破壊が進むのでしょうか。
房総沖には、大きな歪が溜まっていると指摘されていて、M8クラスの発生もあり得ます。
すぐ西の八丈島近海で群発地震が起きていますが、大地震の前に周辺で群発地震が起きる事はよくあることです。
これからも茨城、千葉、千葉沖では地震が続く可能性が高いです。
周辺の大型地震にも警戒を続けて下さい。
こちらも読んで下されば幸いです。