地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

千葉、東京で珍しい地震が発生。新たな動きか

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今日は、千葉で2連発の地震がありました。更にHi-netを見ると、東京西部でも地震が見られます。

関東の地震はしばらく低調でしたが、3つの地震は関東の活発化を予感させます。

面白いのが、3つの地震震源の深さが違うことです。

東京湾の北縁に近い千葉県北西部の地震は、M3.8で深さ70km。

外房の九十九里浜の千葉県東方沖の地震は、M3.9は深さ30km。

東京西部の地震は、Hi-netから深さ20km程です。

 

中でも、千葉県東方沖の地震は、最近起こっていなかった場所での珍しい地震です。深さからフィリピン海プレート由来だと判ります。

フィリピン海プレートは、相模トラフで陸の北米プレートの下に沈み込んでいますが、動きが静かな状態が続いていました。そして、千葉には空白域が見られました。

今回の地震は、その空白域での地震です。とうとう、沈黙を破って、相模トラフが動き出したようにも見えます。熊本地震以降、フィリピン海プレートが活発化していますが、その影響でしょうか。

 

東京西部の地震も、最近あまりない場所での地震です。更に浅いフィリピン海プレート由来か、プレート内地震と思われます。

 

一方、千葉県北西部の地震は、沈み込む太平洋プレートの地震と思われます。なお活発で、深い場所から関東を揺らし続けています。

 

東京、千葉は地震が少ない状態が続いていましたが、なにやら賑やかになってきました。次のステージの入るのかもしれません。

なぜか、東海地震は起きず、富士山も噴火せず、相模トラフも動かない。太平洋プレートが活発に沈み込むのに、フィリピン海プレートはじっと動かない。これは、地震予知の最大の謎でした。しかしとうとう、ラスボスが動き出すのかもしれません。

フィリピン海プレートは関東の地下の浅い場所にあります。これが動くのは、とても危険な事です。

以前書いたように、相模トラフの地震は、首都圏が最も恐れる地震です。今後の推移に注目です。

 

 

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