関東では、深い地震が多発。三河湾や東海沖では深発地震が発生
今日は、関東では、深さ100km程度の地震が頻発しました。
千葉、埼玉、東京、大島付近や房総沖などでも地震が起きています。
千葉や茨城では、深さ30~50kmのやや浅めの地震も起きています。
更に、三河湾や東海沖でやや大き目も深発地震が起きています。深発地震は深さ300~700kmの地震です。
関東の地下は、一番深いプレートが活発に動いています。
茨城や千葉で震度5クラスが続きましたが、同程度の地震は続くと思います。
緑の震源は徐々に西に広がって、埼玉の中部まで進行しています。今後は、更に西に進行し、東京の西部や神奈川でも地震が増えてくると考えられます。
でも、関東がまだ大丈夫なのは、伊豆半島がつっかえ棒となっているからです。
太平洋プレートが西に進み、上にあるフィリピン海プレートも引っ張られるように西に動いています。
そのままだと、一気にプレートがズレ動き、プレート境界型地震が発生してしまいそうですが、伊豆半島が動きを拒んでいるのです。
伊豆半島の東側には、その動きの歪が溜まりますから、浅い地震が起きています。
伊豆半島西部から東海地方のかけても、地震はまだ少ない状態です。
活発に沈み込むプレートと、拒もうとする半島の戦いです。
どこに歪が出るのか、どの場所がズレ動くのか。
関東から東海にかけては、一気に情勢が変わる可能性もあります。
一方、西日本では、南海トラフ周辺の地震は、かなり増えてきました。
東日本から東海に掛けては、太平洋プレートが沈み込みます。
西日本では、フィリピン海プレートが沈み込みます。
このダブルの沈み込みが、いまだかつてない全国的な地震の多発状態の原因です。
プレートの沈み込みによる歪は、やがてプレート境界型や活断層型の大地震を引き起こします。
東日本と西日本、どちらが危険なのか。
発震のレベルは、東日本の方が高いです。勢いを感じます。
西日本は、ピシピシとひび割れしている感じです。まだ、本震には時間がありそうです。
小さい地震が多発しているところでは、時に大型が発生することもあるので、警戒は続けて下さい。
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