八丈島近海で再びM5.2、群発地震が更に活発に。何が起こっているのか
M5.2、M4.6などが相次ぎ、群発地震は更なる活発化が見られます。
震源は東側に拡大しているように見え、震源の深さは、西が浅く、東がやや深くなっています。
また、規模は小さいですが、神津島や千葉の内陸部でも地震がありました。
八丈島の地震は、場所から、やはりマグマも関与を疑ってしまいます。深さが変化しているのも、それを疑う根拠です。
富士箱根伊豆火山帯とも呼ばれますが、富士山と伊豆諸島だけではなく、新潟県西部から長野県、山梨県、静岡県を通り、伊豆・小笠原海溝に沿って伊豆諸島、小笠原諸島へと延びる壮大な火山群です。
主な火山は北から、新潟焼山、妙高山、黒姫山、蓼科山、八ヶ岳、富士山、箱根山、天城山、伊豆大島、三宅島、八丈島、硫黄島など。
そのうち、新潟焼山は熊本地震後、活動が活発化しました。箱根山の活発化も記憶に新しいですね、大島、三宅島は共に噴火し、全島避難に至りました。
日本列島を縦断する火山群は、西日本と東日本のプレート間の歪が、マグマを押し上げるのです。
太平洋プレート、フィリピン海プレートの沈み込みが共に活発で、東日本大震災以降の地殻変動異常は収まっていません。それに加え、熊本地震の横ずれ断層の影響も加わり、とても不安定な動きになっています。
局所的な活動で収まればよいのですが、群発地震はしばしば大規模地震の前兆として起こります。
阪神大震災の前には、猪名川も群発地震がありました。熊本地震の前のは、西の海域で地震が連発していました。
関東の沖で、何かが進行しています。
まだ、尻尾が掴めずもどかしいですが、これは警告かも知れません。
何度も書いていますが、大地震はいきなりは来ません。
いま、関東は危ういバランスの上に泰平な日々が続いている事を、忘れないで下さい。