地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

【仮説】すでに南海トラフ地震は始まっているかも・・・連鎖警戒

熊本の地震は今日も活発で、西方沖でも発震があり、心配な状況が続いています。

注目は、四国の西でポツポツと地震が増え始めた事です。大分まで拡がった震源が、東に移った訳ではありません。

Hi-netを見ると、黄色い丸です。深さ30キロ程度で、フィリピン海プレート関与の地震です。更に30日間を見ると、フィリピン海プレートが九州の東側では活発に沈み込んでいるのが判ります。

元々、南西諸島など九州より南、フィリピン海プレートの西側では活発に沈み込んで台湾の地震などを起こしています。

しかし、九州の活発化は最近の事です。それが、熊本地震の誘因になったのは、明らかでしょう。

熊本地震が続くと、どうしても南海トラフ地震との関連性を考えてしまいます。データを眺めていて、ふと、恐ろしい考えが頭に浮かびました。

南海トラフ地震は、もう始まっているのではないか」

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南海トラフ地震は、アムールプレート(陸のプレート)の下にフィリピン海プレートが沈み込む事で起きる地震です。プレートの沈み込みが限界に達すると、陸のプレートが跳ね返り、大きな揺れと津波を起こすとされています。連動する特徴があり、東海、東南海、南海の3連動が過去の歴史上心配されます。その上、南海トラフは九州東沖から琉球海溝までつながっていて、4連動もあり得ます。

四国や東海は、押し付ける力が働いているから、陸のプレートが跳ね返る。けれど、九州は元からプレートの力が引っ張る力として働いていた。
だから、プレート境界が動くのではなく、断層型地震になったのではないか。

南海トラフ地震は、フィリピン海プレートの沈み込みで起こる地震です。そして、もう沈み込みは起きているのです。もし、これが始まりの地震で次々と連鎖していくとしたら・・・。

恐ろしい仮説ですが、熊本地震は何かいつも違う展開を予想させます。

ただ昭和の東南海、南海地震は連動まで2年かかりました。また、東海地震は起きませんでした。神戸、熊本、東北しかり、人間の予想通りにはいかないかもしれません。

しかし、日本が大変な局面に入った事は、間違いないようです。


震度7を生き抜く―大震災から命を守るために

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