千葉県東方沖で地震発生、従来より陸に近く注意必要
活発な地震活動が続く千葉県東方沖で、今日もやや大き目に地震がありました。
今まで地震が頻発していた場所より、更に陸に近い場所で、注意が必要です。
銚子付近でも、活発な発振が続いています。
千葉県東方沖には、M8クラスの地震を引き起こす歪が溜まっていると推定されています。
陸地に近いと、津波が発生した場合、アッという間に陸地に到達してしまいます。
揺れの伝わりも早く、防災行動がとれません。
東京、お台場の日本科学未来館の4Fに興味深い展示があります。
過去の地震の地震波の伝わり方を、可視化して見る事が出来ます。
東日本大震災では、東北に揺れが伝わるまで、10秒以上かかっています。
意外とゆっくりと揺れは伝わっていくのが判ります。
関東に揺れが伝わるには1分以上かかり、関西へは3分以上かかっています。
また、揺れは徐々に大きくなり、5分以上続きました。
一方、2009年に発生した駿河湾震源M6.5の地震は、震源が湾内で陸に近く、ほぼ瞬時で陸に大きな揺れが伝わり、東海、関東へ広がりました。
震源が陸から遠い場合、緊急地震速報が機能すれば、防災行動がとれるかも知れません。
しかし、震源が陸に近いと、事前に何かする余裕はありません。
千葉県東方沖、南東沖は、今、最も危ない場所の一つです。
今後も地震が続く可能性が高いので、ご注意ください。
地震対策アドバイザーとして、リアリティのある地震対策の普及に努めていきます。
今後も、身近な地震対策を発信していきますので、よろしくお願いいたします。
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