この一週間、房総沖で地震多発。相模トラフ、伊豆・小笠原海溝が動くのか
震度5弱の地震が発生した熊本地震は、その後の震度4の地震が発生するなど、活発な状態が続いています。
関東でも気になる動きが続いています。
房総沖の地震が多発しているのです。
千葉の南の海上に、赤やオレンジの丸が分布しているのが判りますか。
これは、この1週間の動きです。
その前に、これほどの地震発生はありませんでした。
とても嫌な場所です。
熊本地震で、南海トラフ地震が一気にクローズアップされました。
危険な海溝ですし、動く可能性も高いです。
私も、少し前までは、西日本の地震の可能性が高いと見ていました。
しかし、数か月前から、状況が変わってきたのです。
関東に不穏な動きが出始めました。
関東の方は、有感地震が、最近多いなって、感じませんか。
八丈島近海など、伊豆諸島での群発地震、千葉、茨城に加え、東京直下や東京湾でも地震が発生。房総沖での地震多発など。
スバリ、言わせて頂きます。
今、危険なのは、相模トラフと伊豆・小笠原海溝です。
根拠は、簡単で科学的です。
東日本大震災は、日本海溝が動いた地震で、典型的なプレート境界型地震でした。
この日本海溝は、房総半島南東沖の三重会合点で、相模トラフと伊豆・小笠原海溝と合流します。
日本海溝は2011年に大きく動きました。その移動規模は、地球レベルでも、大変大きなものでした。
プレートは年間数センチからせいぜい10センチ程度しか動きません。爪の伸びるスピードに近いと言われています。
それが、多い所では20メートルも動いていたのです。
その上、震災から5年経っても、太平洋プレートの沈み込みは収まる気配がありません。
その日本海溝に隣接している相模トラフと伊豆・小笠原海溝が動いても、なんら不思議はありません。むしろ、自然な事です。
東日本大震災の後は、多くの地震学者は、千葉沖の地震の可能性を指摘していました。
でも、5年以上、発生しませんでした。
そして今、動き出したのです。
心配なのは、相模トラフです。
これは、大正関東大震災を起こした海溝です。
動くと、首都圏に甚大なる被害をもたらします。
この暴れん坊が目を覚ましたのかも知れません。
今後、注意が必要です。
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