台風10号は東北上陸の可能性が。茨城から東北にかけて地震活発
今日も、全国的には地震活動は落ち着いた一日でした。
西日本の太平洋沖を南西に進んでいた台風10号は、ブーメランにように向きを変え、北東に進んでいます。
今後は、更に向きを変え、本州に上陸する見込みです。
当初の予報では、関東を直撃するとの事でしたが、最新の予想では、それよりも北側にルートに変わりました。
茨城から東北に上陸する恐れが高くなったのです。
1951年以降の記録を見ると、東北に上陸した台風は一つもありません。
まさに珍事です。台風10号は勢力が大変強い状態で上陸が予想されるので、特に東北では要注意です。
今日も、茨城、福島沖、宮城沖、三陸沖などでは地震がいくつも発生し、活発な状態が続いています。
デリケートな場所を強烈な台風が通過しますので、通過後、暫くは警戒して下さい。
連日に台風や大雨で、地盤が緩くなっています。
危険な場所では、早めの避難を心がけて下さい。
地震に関しては、落ち着いた状態です。嵐の前に静けさ、でしょうか。
今日は少ないですが、ここ一ヶ月に発生した地震を見ると、地殻変動が進んでいるのが、はっきりと判ります。
黄色から緑へのグラデーションは、プレートの沈み込みを示しています。
北海道から東北、関東、南西諸島では活発ですね。
更に深く沈み込むと、青い点の深発地震が発生します。
東海沖では、太平洋プレートの沈み込みによる深発地震が多発しているのが判ると思います。
また、中部地方や関西、中国地方などの内陸では、赤い点、つまり浅い地震が多発しています。
こんなに沢山の地震が発生しているのに、被害地震に至っていないのは、本当にラッキーなんだと思って下さい。
この週末で台風への備えをして下さい。
そして、少しだけ、地震の事も頭に置いて下さい。