地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

硫黄島付近でM6.3、また起きた大規模な深発地震は、要警戒のサイン

今日は硫黄島付近で、深発地震がありました。M6.3と規模が大きく、深さは520kmです。

 

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先月の末には、その南のマリアナ諸島で、M7.6の巨大深発地震が起きています。

2015年には、近い場所の小笠原諸島でM8.5の巨大深発地震が発生しています。観測史上最大級の深発地震と言われ、東京でも震度5強の揺れを観測しました。深さは今回より深い590kmでした。

 

この時は、世界中の地震学者が驚愕したと言います。

それまで、その深さでは、巨大な地震は起きないとされていたのです。

深く沈み込んだプレートは、一定の深さになると、地球の核の熱で溶けて、マントルに戻ります。

ですから、その深さでは抵抗がなくなり、大地震は発生しないと考えられていたました。

その常識が、この巨大地震で覆ったのです。

そうすると、小笠原海溝で、更なる大地震が発生する事が懸念されます。

 

小笠原海溝は、太平洋プレートがフィリピン海プレートの沈み込む場所です。

 

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延長線上にある日本海溝は、M9クラスの地震で大きく動きました。今度は小笠原海溝が動いても、不思議ではありません。

 

ただ、この2つの海溝は、房総沖で相模トラフとも三重会合点を形成しています。

 今後は相模トラフでも大きな地震が発生する可能性もあります。

 

小笠原やマリアナで起きる深発地震は、太平洋プレートの活発な沈み込みが原因です。そして、同じパワーが、東海沖や三河湾などの深発地震を発生させています。

 

これらの事から、関東から東海にかけては、いつ地震がおきても不思議でない状況です。

警戒を続けて下さい。

 

 

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