関東、伊豆大島近海の地震多発で、南海トラフ地震の前兆かも
茨城と千葉で有感地震が相次ぎ、八丈島近海や伊豆大島近海では群発地震が発生。
駿河湾でも地震が発生し、東海沖では深発地震が多発しています。
この状況は、やはり普通じゃないですね。
更に、最新の地殻変動情報を見ても、関東から東海が通常より西に振れていて、真西やところによっては南西よりに振れています。通常は北西の動くはずですが。
いったい、何が起こっているのだろうか。
震源に詰めつくされた日本列島を眺めていて、ごくシンプルな答えのたどり着きました。
これって、南海トラフの前兆、じゃないかと。
キーになるのは、やはりフィリピン海プレートです。
フィリピン海プレートは相模トラフで北米プレートの下に潜り込むのですが、さらにフィリピン海プレートの下に太平洋プレートが沈み込む、という複雑な動きをしています。
ここで重要なのは、その太平洋プレートが異常なほど活発に沈み込みを続けている、ということです。
その沈み込みが、千葉、茨城、東北沖、千葉沖などの地震を起こしています。
その進行方向は、西です。
フィリピン海プレートは、陸のプレートとの固着が強く、上手く沈み込めず、太平洋プレートがに押されるかたちで、西に押し込まれています。
一方、フィリピン海プレートの西側では、南西諸島や日向灘などで、活発な沈み込みが始まっているのが判ります。
その進行方向も、西です。
結果的に、フィリピン海プレートの東側と西側が共に西方向に動いているため、プレート全体が西よりに動いているのです。
そう考えると、地殻変動が西に振れているのと整合性があります。
フィリピン海プレートが本来動く方向は北西です。
北西のベクトルと、西のベクトルが合わさると、西北西のベクトルができますね。
この西北西のベクトルが、駿河トラフに向かうと、直交したような力になります。
すると、どうなるか。お判りですね。
そう、東海地震です。一気に南海トラフに発展するかも知れません。
駿河湾でも地震が起きましたが、今日は駿河湾の少し沖でも、地震がありました。
銭洲海嶺かとヒヤリとしましたが、そのやや南西です。
しかし、目が離せない状態です。
これからも動きがあると思います。
特に、関東、東海は警戒を続けて下さい。
地震対策ブログ、始めています。