地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

八丈島で群発地震続く。危険なのは、西日本か? 東日本か?

昨日M5.2の地震が発生した八丈島では、今朝もM4越えの地震が3連発するなど、群発地震が続いています。

震源はやや横に広がり、震源も10km程の浅いものと、東には30km程度のやや深いモノがあるようです。

HERVESTを見ると、震源が東西に動いているのが良く判ります。

 

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上の図は、Hi-netのこの1週間の地震です。

これを見ると、八丈島の東の海域で、地震活動が活発になっているのが判ります。

茨城から福島、また宮城沖など東日本では、相変わらず断続的に地震が続いていますし、今日は福島沖でやや規模の大きい地震も起こっています。

今回の地震は、太平洋プレートの沈み込みに起因する地震なのでしょうか。

だとすれば、千葉沖など東日本が危険ということになります。

 

ただ、気になるには震源の浅さです。

八丈島の東方沖で過去にM7越えの地震が起きていますが、震源は今回より東で、深い地震でした。

今回の地震の深さは、明らかにフィリピン海プレートの関与がうかがえます。

そうすると、やはり危ないのは南海トラフを含めた、西日本ということになります。

 

この不安定な状態の付近を、あす低気圧が通過します。

猛烈で勢力を誇った台風1号から崩れた低気圧で、西日本から関東では大雨の危険があるとのことです。

気圧の変化もトリガーになることがあります。

大正の関東大震災は、台風から変わった温帯低気圧が関東沿岸を通過した直後に発生しています。

今日、更新された最新の地殻変動情報でも、西日本でベクトルの乱れが目立ちます。

 

ここから先は私感なのですが、とても嫌な感じがしています。

以前書きましたが、八丈島の西の銭洲海嶺は、東海地震の鍵を握る場所です。

銭洲でM6越えの地震があったら、南海トラフ地震が即日に発生しても、おかしくありません。

けれど、日本列島全体で地震が活発化する中で、伊豆・小笠原諸の西の海域は、沈黙を保ってきました。その海域で、このところ深発地震が異常な程、活発です。

その中で、今回の群発です。個人的には、背筋が寒くなるような感覚です。

 

いまから起きる事は、多くの人が予想できていますね。後は、時期だけです。

南海トラフ地震も、そう遠い未来ではないと思っています。