朝鮮半島南部で地震発生の異常事態。西日本の地殻変動にも乱れが
昨日はトカラ列島近海で群発がありましたが、今晩は珍しい地震がまた発生しました。
朝鮮半島南部の地震です。M4.9、深さ10km。長崎対馬市などで震度2を記録しました。
朝鮮半島は日本と近いですが、環太平洋からはずれ、地震が少ない土地として知られています。
その朝鮮半島でも地震が起きるのは、やはり今までにない大規模な地殻変動が進んでいるとしか思えません。
熊本地震以降、九州の北部と中国地方は、北に移動していました。その圧力が何らかの影響を与えたと考えられます。
一方、国土地理院の最新の地殻変動情報が更新されましたが、日本列島の地殻変動の乱れも、凄すぎてもはや理解不能の状態です。
北海道は北西は、東北な真逆の南東へ、関東・東海・四国は北西へ、北陸・中国・九州の北部は北へ、九州南部は南へ、と移動しています。
これ自体が異常事態ですが、地殻変動があちこちの向かってしまって、安定していない場所もあります。
特に乱れが目立つのは、茨城県と東京湾周辺、兵庫県です。他に、御前崎、紀伊半島、高知、北陸などでも乱れがあります。
垂直方向のデータを見ても、御前崎など西日本の太平洋沿岸は、フィリピン海プレートの沈み込みにより沈降するはずです。しかし、隆起しているのが確認できます。
これから何がおきるのか。
私は答えを、一つしか持ちません。
これは、巨大地震の前兆でしょう。
長い間、データを見続けてきました。そして、ここ数か月は、初めての事態が進行していきます。語弊があるかも知れませんが、とても興味深い出来事でもあります。申し訳ありません。研究者の性です。
前回の南海トラフ地震は、終戦前後だったため、充分な観測データが残されていませんでした。
いま、日々起こっている変化が、今後の地震予知にとって、貴重なデータになるかもしれない。そう、後世に役立つかも知れません。
そんな気持ちで、日々データを見ています。
これから準備にどれぐらい時間を要するか判りませんが、時は近づいています。巨大地震の前には、内陸型地震も増えます。
警戒を強めて下さい。