地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

トカラ列島で地震多発。火山性か。収まらない熊本地震との関連は

今日の11時頃に、九州の南西沖、トカラ列島近海で地震が震度3に地震が発生しました。その後も、短時間で地震が相次ぎ、群発地震の様相を呈しています。

鹿児島十島村小宝島では、震度3が5度、震度2が4度など、揺れが相次ぎました。

近くには、火山島の諏訪之瀬島があり、今も噴煙を上げ、警戒レベル2の火口周辺規制が続いています。もしかして、火山性の可能性もあります。地下からマグマが上がってきているのかも知れません。

熊本地震はいまだに収まりませんが、震源地はいつもの熊本県熊本地方に加え、今日は熊本県天草・芦北地方や有明海でも地震が発生しています。

トカラ列島近海と熊本地震は、関連があるのでしょうか。

今日、群発地震が発生した場所では、じつは、深さ100km以上の深発地震が発生している場所です。今回の地震は、浅い地震です。

このところ、フィリピン海プレートの沈み込みによる日向灘地震が増えています。沈み込んだプレートは急な角度で沈み込んでいるのが、Hi-netを見るとよく判ります。その沈み込みによって、深発地震が起きますが、その真上で今回の地震が起きているのです。

沈み込むプレートの圧力により、マグマが地下から上がってくることがあるのです。今回の地震がマグマ関与だとすれば、納得がいきます。

実は、熊本地震も、似たような要因があると思われます。マグマ関与と考えると、長引いているのも納得できるのです。

熊本地震は、ここ1ヶ月を見ると、震源が鹿児島に拡大しているようにも見えます。周辺の状況を見ると、まだ収まりそうにはありません。

今は地震に加え、火山にも注意が必要です。地震が噴火を誘発することもあり、逆に噴火が地震を誘発することもあります。

マグマが地下でうごめいているとすれば、パワーを発散しなければ、揺れが続くでしょう。周辺地域では、今後の動きに注意して下さい。