地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

東京23区直下で地震発生は危ない前兆? 首都直下型地震は近いのか

昨夜、珍しい地震が発生しました。

東京都23区直下の地震です。M3.4、深さ30kmで練馬区で震度3を記録しました。

さほど大きくないし、地震はよく起きるし。大したことないでしょ、って思っているかもしれませんね。

これ、ちょっと怖い地震ですよ。

あるようで、いままで起きていなかった地震なんです。深さ30kmですので、もろに陸のプレートとフィリピン海プレートの境界の地震と推測されます。

東京の怖い所は、プレート境界が大都会のすぐ直下の、それも浅い所のあることです。

フィリピン海プレートは、南海トラフで陸のプレートに沈み込みます。四国や東海の沖の海域で沈み込んだプレートは、深くは沈まず、関東から四国の陸地の深さ30kmの地下に存在します。

東京は特に、深さ20-30kmの浅い地下に、フィリピン海プレートがあることが判っているのです。

浅い場所にプレート境界が存在するということは、直下型プレート境界型地震が起きる可能性があるということです。

東日本大震災はプレート境界型地震ですが、震源は陸地から離れた海域でした。

直下型地震は、活断層地震の場合が多いですが、震源が浅く直下なので、震源の近いと、揺れが大きくなります。

一方、プレート境界型地震は、広範囲に揺れをもたらし、津波が発生することもあります。

この二つの地震の特徴を合わせ持った地震が、直下型プレート境界型地震です。当然、被害は大きくなります。

フィリピン海プレートは、もともと暴れん坊のプレートで、東京は度々大地震に襲われてきました。そんな浅い場所にあるなんて、プレート境界が動いたら、都心はひとたまりもないでしょう。

ただ、なぜか今までは、動く気配をみせませんでした。周辺で地震活動が活発化する中でもじぃーっとしていて、「やっぱり東京は強いなぁ」と感心していたのです。

でも、とうとう動き出したのかも知れません。

熊本地震以降の地殻変動の異常は、関東にも及んでいます。それがプレート境界を刺激したとすると、この先怖いことが起きるかも知れません。

徳川家康公が結界を張ったとされる首都東京。2020年のオリンピックに向け更なる発展を続けていますが、地下は待ってくれるでしょうか。