地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

首都直下地震と東京オリンピックはどちらが早いか。2011+9=Xデー?!

もうすぐリオのオリンピックですね。2020年の東京オリンピックまであと4年に迫りました。

都民としては、地元でのオリンピックは楽しみではあります。

でも、首都圏直下型地震の危険性が叫ばれる中で、オリンピック誘致が成功したのは、なんだか違和感がありました。福島第一原発メルトダウンした炉心がどうなっているかまだ判らず、放射能汚染の問題も片付いていないのに。

特に、東日本大震災以降、首都圏の地下の地震活動が活発になり、地殻にはストレスが溜まって、活断層地震が起こりやすくなっています。

東京の活断層は、西部の立川断層が有名ですが、東京の都心部には活断層は確認されていません。いや、無い訳ではなく、建物が密集した都心部では、調査が出来ないだけですが。

だから、首都圏の活断層地図では、都心部は空白です。これを見せて、招致を納得させたのかもしれないですね。

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でも、東京の都心部には、活断層は多数存在するはずです。安政の大地震は、江戸川河口を震源とする活断層地震だったとされています。

近年、活断層ではないかとされたのは、四谷から飯田橋、田端に至るラインで、都心の真ん中を通っています。

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四谷から飯田橋までは、JR中央線がとおっています。ここを電車で通った方なら、判ると思いますが、線路を挟んで大きな段差がありますよね。まさに、ここが断層だと言われると納得です。

そうした目線でみると、東京都心は坂や高低差が沢山あり、アップダウンの多い土地です。断層が疑われる場所は、沢山あるし、思い当たる方も多いのでは。

東京ドームのある水道橋も活断層の可能性が高いし、埼玉から新宿に至る活断層の存在を疑われています。

東日本大震災から5年が経ち、太平洋プレートが首都圏の直下で活発に沈み込んでいて、首都圏直下型地震の危険性は、更に切迫しています。

 

では、首都圏直下型地震はいつ発生するのでしょうか。

実は、西暦800年代に東北で貞観地震という地震が起こりました。古文書や地質調査によって、20メートル級の津波が東北の太平洋沿岸を襲ったのが判っています。この地震は、東日本大震災地震と、そっくりと考えられます。

その貞観地震の9年後に、首都圏直下型地震が発生しています。

今回に当てはめると

2011年(東日本大震災)+9年 = 2020年(東京オリンピック

となります。

偶然ですが、歴史は繰り返すと言いますし、いやですね。

今は東京は地震は少ない状態ですが、オリンピックまで持つのか、保障は出来ません。

ちなみに、貞観地震の時は、富士山噴火に南海トラフ地震というフルセットが発生しました。いまは、その時の状況に極めて近いと言われています。

どうなるか判らない首都でのオリンピック、無事開催できれば、奇跡に近いことなのかもしれません。