地震予知に挑むブログ

不可能と結論づけられた地震予知。でも、迫りくる大地震の尻尾を捉えたい。

函館震度6弱の地震は完全にノーマーク、日本に安全地帯は無い

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今日、函館で震度6弱地震が発生し、家屋などに被害が出ています。

M5.3にしては、局所的に震度が大きかったようです。深さ11kmの逆断層地震で、気象庁の会見では、今後同程度の地震が続発する可能性もあり注意が必要です。

しかし、この地震にはかなりショックを受けました。前兆と思われる地震が、ここ1ヶ月全く無かったからです。

今朝に同じ場所で震度2の地震が起きたようです。しかし、これほどの被害地震になるような動きは見られません。

北海道の東部ではプレートの沈み込みが活発で、青森沖などでも大き目の地震が起きています。東日本大震災の北側に割れ残りが動く可能性も高く、火山に活発化もみられました。

しかし、今日地震のあった場所は、深い場所でのプレート沈み込みの地震がいくつか起きていますが、さほど多くもありません。周辺に前兆と思われる浅い地震の動きもありませんでした。

活断層が動く時は、隣接する場所で地震活動が活発化する事があります。確かに震源の太平洋沖、また日本海側も、最近活発に地震が起きていました。しかし、今回の場所の地震は予想だにしませんでした。

未知の活断層が動いたのです。

唯一、地殻変動震源地の付近で乱れていました。周辺が西に移動しているのに対し、震源付近だけ南に移動していました。ただし、小さな変化です。

地殻変動が乱れた場所で地震が起きることは、過去にも多くありました。こうした小さな変化を見逃しはいけないと、反省しました。

しかし、地殻変動が乱れている場所は珍しくなく、日本列島に沢山あります。今、乱れが見られるのは、御前崎、和歌山、高知、神戸、岡山などです。こうした場所は、やはり注意が必要ですね。

 

しかし、今回のような地震が起きると、地震予知の難しさを痛感します。そして、日本には安全地帯は無いと実感しました。

度重なる大地震と進行が止まらない地殻変動によって、日本列島全体のたがが緩んでしまったようです。どこにでも突然、大地震に襲われる危険があるのです。

地震が少ないと企業の移転先に選ばれる岡山県でも、地殻変動異常が出ていますし、安全とは言えません。

じつは、日本で地震の安全地帯をあえて挙げると、北海道の内陸部だと思っていました。ですから、今回の地震はショッキングだったのです。

 

今回の地震はどう発展していくか判りませんが、危険性は日本中にあります。明日は被災者になるかも知れないのです。警告と受けとめ備えるしかありません。

 

 

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