熊本地震で震度5弱、再び活発化か。他にも気になる地震が目白押し
熊本で昨夜、久々の震度5弱の地震が発生しました。震源は八代湾近くで、深さ10km、M4.3。今日もM4.0の地震がありました。
熊本地震は、最初の震度7から2か月が経過し、ようやく収まる気配を見せましたが、再び活発化するのでしょうか。
私の予想では、以前書いたように、このままズルズルと長期化するように思えます。その間には恐らく、大きい地震もあるので、また警戒は解けません。
しかし、今日は気になる地震が目白押しでした。梅雨の大雨がトリガーになったのでしょうか。
熊本でも地震が活発化しましたが、大分でも地震が発生。九州の東方沖、日向灘でも地震がいくつかありました。
最近活発な紀伊半島は和歌山でいくつもの地震が連なるように発生しています。
岐阜県飛騨地方でもM2.7地震がありました。一見地味ですが、付近では過去に国内最大級の内陸地震、濃尾地震が起きていますので、見過ごせません。
東海地方でも地震が連発していて、静岡ではリアルに東海地震の予想震源域をかすっています。
関東では最近活発な茨城、埼玉、千葉の県境でまた発振しましたし、茨城はあちこちが揺れています。
千葉の東方沖、犬吠岬付近も相変わらず地震が多発している状態です。
また、東北の太平洋沿岸にはライン状に複数の地震が並んでいます。
北海道東方沖でもやや大き目のM4.6の地震が発生しました。
と、今日は日本列島全体が活発化したようです。発達した低気圧の通過もトリガーになりますが、関係したのかもしれません。
一番心配なのは、南海トラフのラインです。
日向灘から四国南部、紀伊半島、東海まで深さ30km程の黄色い震源が点在しています。やはり、軋むようにプレートが滑る準備を始めているのかもしれない。
プレートは少しすつひび割れ、わずかに滑り始めます。やがてズルズルと滑り始めると、本震までは、あっという間です。
これだけ地震が多発し始めると、現実味を帯びてきますね。南西諸島の地震も活発ですし、熊本地震より注意が必要かもしれません。
ところで「真夏に大地震は起きない」という説があるのをご存じですか。
科学的根拠はありませんが、歴史上の記録を調べると、確かに真夏に発生した大地震は少ないのです。関東大震災は9月1日ですが、晩夏ですね。
地震の発生には地下水など水が関係している為、雨の少ない真夏には大地震が少ないのではないか、と言われています。
逆に梅雨時は、地震が発生しやすいのかもしれません。雨で地盤も緩みますし、ここ1か月、注意が必要です。
平成28年熊本地震 特別報道写真集 -発生から2週間の記録-
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