熊本地震が再び活発化か。有感地震が増加し、種子島南東沖でM4.7も発生
熊本地震は、6月6日など有感地震が減り、マグニチュードのレベルが下がっていました。
しかし今日は、有感地震も増え、マグニチュードのレベルも高くなっています。
また、種子島南東沖でM4.7のやや大きい地震が発生。更に沖縄の東方沖でも大きめの地震が発生しています。
そのどちらも深さ20~25kmの浅い場所での発生です。
これはまさに、フィリピン海プレートが沈み込む地震です。今は小さな地震ですが、いずれ大きなムーブメントになる可能性も否定できません。
阪神・淡路大震災は、前年に起きた京都の震度3の地震から始まりました。その地震によって関西で続いていた静穏期は破られ、地震が増え始め、やがて1.17の本震に至りました。
東日本大震災では、2日前に三陸沖でM6の地震が発生。その後、震源が南に徐々に移動。気象庁は余震と言っていましたが、宏観観察者は「何が始まったのか」とネットで騒いでいました。その最中に3.11の本震はやってきました。
熊本地震の前は、熊本の西方沖、琉球トラフ付近で活発な地震活動が起きていました。
東海地震も、銭洲海嶺のM6程度の地震から始まる、と説を立てた専門家もいます。
やや大き目の地震が発生した時は、大地震の前兆ではないかと、その後の推移を見守る必要があります。
1週間の動きを見ても、フィリピン海プレート西部の沈み込みは、ぞっとするほど活発です。今後の推移に注目して下さい。