熊本地震は収束するのか。地震が減るも震源拡大で新たな動きか
今日は、熊本での有感地震は少なく、やっと収束に向かっているようにも見えます。
しかし、周辺で気になる地震も発生しています。
まず、有明海でM3.2の地震がありました。熊本からは北に少し離れています。
また大分の中部で深い震源の地震が起こっています。今まで浅い震源の地震は起きていましたが、深い震源はみられなかった場所です。フィリピン海プレートがかなり急な角度で沈み込んでいると推察されます。
この動きが加速すると、フィリピン海プレートが一気に動いて大地震を発生させる危険性があります。
また、こうした場所ではマグマが上がってくる事があり、阿蘇山など噴火にも注意が必要です。
一方、薩摩半島西方沖ではM4.4の地震が発生し、長崎県の五島列島などで震度3を記録しました。
熊本の地震が減少傾向にあるのは喜ばしいことです。しかし、これからは周辺で新たな地震の発生に備える必要がありそうです。
それは、九州周辺に限らずフィリピン海プレートに影響を受ける全ての土地に言えることです。そもそも、これ程の破壊を長期にもたらすエネルギーの源は何なのか?
そう、活発なフィリピン海プレートの沈み込みがパワーの源なのです。
このパワーがいずれ、南海トラフを動かすことも覚悟しなければならないでしょう。
沈黙していた眠れる獅子が目覚めるのも、そう遠くないかもしれません。
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