三宅島の地震でヒヤリ。南海トラフより実は怖い伊豆・小笠原海溝
三宅島近海でM4.8の地震がありました。最近では珍しい場所です。
三宅島は、伊豆・小笠原海溝でフィリピン海プレートの下に太平洋プレートが潜り込み、その圧力で上がってきたマグマによって形成された島です。近年でも活発な火山活動が見られ、全島避難は記憶に新しいですね、
実は、この伊豆・小笠原海溝で大地震が発生するのではないか、と危惧されています。
東日本大震災は日本海溝で発生しました。海溝は2枚のプレートの接合するので、当然地震のリスクが高くなります。相模トラフ、駿河トラフ、南海トラフも海溝です。
その中でも、伊豆・小笠原海溝は太平洋プレートが通常は年間数センチのペースでフィリピン海プレートの下に沈み込んでいます。しかし、東日本大震災では、太平洋プレートが何メートルも動くような地殻の大変動があり、現在でも活発に沈み込んでいます。
その結果、伊豆・小笠原海溝に歪が溜まっていると考えられます。熊本地震で南海トラフ地震がクローズアップされましたが、実はこちらの方がヤバイかもしれません。
太平洋プレートの沈み込みに耐えられず、フィリピン海プレートが跳ね上がるとプレート境界型地震が発生します。
厄介なのは、フィリピン海プレートは若くて柔らかいという事です。その為、跳ね上がりが大きくなり、大津波が発生する恐れがあります。
津波は容赦なく関東や太平洋沿岸に押し寄せ、東日本大震災を凌駕する30m級の大津波と指摘する学者もいます。東京湾でも津波が発生し、都内でも浸水被害が予想されその被害は甚大です。
M8クラスが発生すると、首都圏でも震度6程度の揺れに襲われるかも。怖いですね。三宅島・神津島・八丈島付近はM7クラスが度々発生していましたが、ここ50年程は静かな状態が続いていて、不気味です。
首都圏の近い場所で大地震が発生する可能性もあり、関東に住む者にとっては、南海トラフより怖い地震です。切迫性も高いので、注意が必要です。
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